月別アーカイブ: 2017年8月

プロカメラマンの重要性

暑いですね!
sotoDesignにはお盆休みも特になく(研修で10日もおやすみ頂きましたし)
ずっと設計や製図の日々でした。
世間様はお盆休みだろうと 篭っての作業ばかりでしたが
昨日ぐらいから 来客や折衝も動き出し

奈良からいつも撮影でお世話になっている 近藤泰岳写真事務所の近藤氏が
先日撮影した写真を納品に来てくれました。

 

今回の撮影目的としまして3つありました。
まずは ホームページ用(作品集)の写真と、2つめはデザインコンテストに応募するための目的
第三の目的は お客様と打合せ時に説明用写真としてです。
各々3つの目的はsotoDesignとしては非常に重要なことで、
どれ一つとして欠けてもいけないものばかりです。

ここ20年程でインターネットの普及と共に
ホームページの重要性と共にプロカメラマンの撮影を目にするようになりましたが
現在でもプロのカメラマンに撮影依頼しているデザイン事務所等は少ないかもしれません。
(費用等が掛かるので)

写真の重要性に気づいている外構、エクステリア会社では
プロ写真家の起用をしていますね。
非常に良い傾向だと思います。
創り終えたものにも愛着や責任を感じながらの取り組みかどうかで、
作品の出来栄えはおのずと大きく違ってくるはずなので。

皆さんも写真館などで姿写真を撮ってもらう時は、
着飾ったりと細かいところにまで気を使いますよね。

それと同じで、写真依頼をする物件の場合
大切に製作した物件の中でも 一層その傾向が強かった作品で
今後 ご依頼いただくお客様にとっても参考になる部分や
説明に使えそうな箇所が多く存在します。
語り継ぐ(と言うのはオーバーですが)のに
プロに撮影してもらった写真は さすがに美しく 作品にアピール力を足してくれて

またその写真自体が 私達デザイナーのヤル気スイッチを入れてくれる
後押しにもなってくれます。
「見られる意識」を忘れずに仕事に取り組む気持ちの大切さを
再認識する機会になっています。

気になる、納品された写真は別の書き込み時に紹介したいとおもいます。

 

 

Y様邸仕上げ、表札以外完成

昨日、Y様邸の仕上げ工事、監理に同行してまいりました。

当日も非常に気温が高く、皆体力ギリギリの環境の中で作業を進めて参りました。
数日前にほぼ大きな作業は終了していましたので、
本日は細かな残工事や植栽の植え込みや砕石入れの作業が中心となりました。

 

この作業最終日と言うのは、私達デザイナーとしても非常に嬉しくまた感動が味わえる日です。
これまでの工程は完成に向けて黙々と工程を進めるという感じですが
完成を見た時にその苦労等が吹っ飛ぶ日(瞬間)ですね。
勿論職方達も同じ気持ちだと思います。
この日が有るので、厳しい条件下でも作業ができるのでしょう。
頑張った人達にしか味わえない達成感や喜びや感動を肌で感じながらの完成となります。
職方さん達は少しほっとした顔をみせていました。暑い中本当にお疲れ様でした。
今年の夏は本当に心折れるぐらいの暑さだったそうです。
(私も何日か手伝いしたので気持ちがよくわかります)
ここ数年本当に暑い夏が続き、外での作業は本当にきついです。
なんとかこの日を迎える事ができ 本当に嬉しい限りです。

今回お客様にもお気遣い頂き、
毎日大きなクーラーBOX一杯に冷たい飲み物をご用意い頂いており
職人さん曰く「本当に助かりました」との事で、
それら大量の飲み物がなければ本当にどうにかなっていたかも知れないと聞き、
Y様の御厚意が本当に身にしみました。
Y様にはこの場をお借りしお礼申し上げます「毎日お気遣い頂き、誠に有難う御座いました」

夕方に現場完了を迎え、Y様に現場を説明を入れながら一通りご覧頂きました。
Y様(若夫婦)お母様、叔母様と共に立会頂き、綺麗にできて嬉しいという言葉を頂き
本当に嬉しく思い、又感動しました。

 

後、職人及び私にも色々ご用意頂いたものまで頂き、誠に恐縮いたしました。
これまでの努力や苦労等が吹っ飛び、気持ちが軽くなった瞬間でした。
この仕事をしていて一番嬉しい時間です。
この様なお言葉を頂くことが次の創造等の力添えになっていることは間違い有りません。
これからも工事物件は続きますが、
この気持を胸に尚一層の努力と進歩を胸に進んで参りたいと感じました。

最後に表札は後日ご用意できましたらすぐに取り付けにまいりたいと思います。

 

北欧研修旅行の報告会

早いものです、北欧研修旅行が終わり一月余り

北ガーデンプロデュースさんの事務所にお邪魔し、
一緒に研修したメンバー各自とりとめた写真を持ち寄り
見てもらったり又感想等の意見交換会に参加してきました。

 

遠くは岡山や京都から集まったメンバー 団結も固くなった気がします。
お盆休みにもかかわらずお疲れ様でした。
久しぶりに全員とお会いしましたが、元気にされており安心しました。
(中々ハードな研修旅行だったので)

同じ場所に行っての写真なのですが、各自での捉え方の違いにより
全く写真の撮り方や撮る部位が違うのですね。
8人で行きましたので8種類の写真が見れました。

例えばsotoDesignの撮る写真は部位(ディテール)写真が多く
現地に行っていない人が見ると分かりにくい写真ばかりなような気がしましたが
これも一つの個性なので良しとします!

個々に質問や応答をしながら数時間色々と話しました。
最後に個人的にこの研修で感じたことや体験でどの様な変化があり、
外構やガーデンのデザイナーとしてどの様に変化していく可能性が有るかを発言しあって
この会は終了いたしました。とても有意義な時間だったと思います。

今回は大阪(1名京都在住者あり)と岡山の方とご一緒いたしましたが
ふとした事から10月の初めに、岡山に遠征し
意見交換や自分の作品の紹介ができる場を設けて頂けるとの事で岡山遠征に行ってまいります。

最初は北欧研修旅行と言う事でご一緒させて頂いた方々でしたが
今ではお互いの活動地域へ出向いて意見交換ができる関係になりました。
研修旅行という枠を超えてのお付き合いができる事が大変嬉しく感じております。

岡山の妹尾さん豊田さん10月にお伺いすることを楽しみにしておりますので
宜しくお願い致します。

 

 

保留部位の最終仕上げ作業

今日は工事後半に差し掛かったY様邸の現場監理のために1日中滞在しました。
当たり前ですが非常に気温が高く厳しい状況です。
工事も最終段階になり、何点か収めが保留になっておりましたので
その点を最終確定して仕上げてもらいました。

ではこの様な仕上げの一時保留と言うのはなぜ起きるのか、
又は なぜ保留するのかを少しお話します。

プラン作成時に各部位の仕上げも考慮し図面作製しているのですが
いざ現場にて工事を進めているとCAD図面だけでは計り知れない部位が沢山でてきます。

その場で判断できる事は勿論判断致しますが、
一度持ち帰って考え直してみたい事も幾つか発生致します。

そこで一般的な話になりますが、
現場サイドからの声としては「早く保留部位の判断を」と言う声を聞きます。
現場工程から考えてみると すごくまともな意見です。
ですが、そこでなお一歩立ち止まって一緒に取り組んでもらえれる職方と
仕事を共にしていかないと本当に良い作品にならないと考えています。

幸い、sotoDesignの関係職人さん達は私の言う事を理解頂き、さらに実行してくれます。

この事には非常に感謝しています。
こうして文章にして書くと数行で書ける事ですが、中々実行に移すのは難しい事になります。
たとえ時間が少し多くかかろうが、手間が少し多くなろうが柔軟に対応してもらえる職方は
デザイン外構を設計するものとしては とても貴重です。

お客様にとっても、又作品と捉えているsotoDesignにしても大切な事だと考えています。

現場の完成物をWEBで見られた新規のお問い合わせのお客様がふえると
結果的には頑張っていもらった職方のところに工事物件が廻りますので、
お客様、計画者、施工者の三者全てが幸せになれる関係と言うのは
三者のどの部分がかけても成立しないことがよくわかります。

こちらのY様邸の現場も
紆余曲折そのような場面をいくつも乗りこえてようやく完成型が少し見えてくる所まで
進んで来ました。
後最終日1日を残して本日の現場監理終了となります。

 

極暑の中、関係者の皆さんお疲れ様。
最終日の報告は後日ブログに書き込みますので、お楽しみに!

 

 

見習いたいデザインディテール

デンマークオアスタットの街を歩いていて
気になったディテールがいくつか有りましたのでご紹介します。

写真をご覧になり何か気づかれましたか?

 

花壇を注意深く見て下さい、花壇自体が薄くありませんか?
そうです、花壇自体を10㍉程のスチールで作り塗装し、そのまま地面に設置されています。
日本ではまず見ないデザインディテールです、余りの潔いデザインにビックリさせられました。
写真を撮る際に独り言で「これでいいやん」と言ったのをハッキリ覚えています。
見ての通り究極のシンプルさ、材料を積み上げたとか、貼ったとか
何か操作をしたのではなく
材料そのものが形態を成すというこれ以上のシンプルさは無いという状態です。
ここまでくると、提案した側とされた提案を承認した側両方をたたえたくなります。
日本では受け入れられない工法やデザインも
こちら北欧では普通に受け入れられるのですから驚かされます。

デザインに対する懐の深い民族なのでしょう。
私達も見習いたいところです。
日本人的考えでいくと
まず、危ない、錆びる等のネガティブな事ばかりが先に立って
デザイン云々は後回しになるのでしょうね。

でもこのハードルを超えなければ良いデザインやディテール等はでて来ません。
この様に海外には見習いたいデザインディテールが沢山あります。

sotoDesignではこれら時間をかけてでも、
これらにも負けないようなデザインディテールに取り組んでいき、
お客様に喜んで頂ける外構デザイン提供に注力していきたいと思っています。

 

 

 

 

 

インターンシップ

本日より、大阪成蹊大学、芸術学科よりインターンシップとして
sotoDesign事務所で一名を受け入れております。

紹介者は大阪成蹊大学の准教授、山中コ~ジ氏です。

氏とは十数年前に自邸を建築した際に、
作り付けの家具を創ってもらってからの付き合いになりますが
当時、二十代前半だった氏が今や教え子を持つ教育者になっているのを見ていると
時が経つのが早く感じられます。

さて、今回インターンシップとして勉強しに来ている学生は
二回生の女子生徒になります。
sotodesignが学生の時に何処かの会社に行って何かを学ぼうと考えたかな?
どちらかと言うと、その日な。にをして遊ぼうか等ということばかり
考えていたような気がしますこのようなやる気の有る学生を見ていると、
昔の私と重ね合わせてみて少し恥かしくなります。

又、ちょうど私の息子達とほぼ同じ世代の子なので、
どのように接し、何が教えれるかを考えてみたのですが、
教えるというよりも私の仕事お様子をそのまま見せて、
そこで何か少しでも感じ取ってもらえる物があれば良いかなと考えております。

この業界に興味があり、
少しでも触れてみたいという気持ちを大切にしてもらいたいです。
このように若者が興味を持てる外構業界にしていく努力を私達の世代が意識を持ち
進んで行くという事が大切だなと、再認識させられる
インターンシップ受け入れ初日になりました。

「やる気次第でなんでも出来るぞ、若者よ!」

 

 

 

台風養生と現場監理

本日8月7日、近畿圏に台風上陸の予報が入りましたので
現在外構工事進行中のY様邸へ台風の養生と監理へ行って参りました。

まず台風の養生の件で、建物の裏側に廻り、風で飛びそうな物が無いか、
雨に濡れてはいけない部材などが無いか等を見て廻りました。
何事も無いことを確認し、前面道路側の確認も怠りません。
もし風により何か飛ばされた場合、非常に危ないですよね。

後、現場作業の進捗にも問題が無いことを確認しました。

自分自身ですべて確認を終えてから、
お客様に声掛けを済ませ現場を後にしました。

私が現場へ到着したのはお昼前で、
確認の為に職長に電話連絡したのですが、
やはり職人も同じ思いで先に来て養生を済ませてくれていたそうです。
関係者は皆同じ思いで仕事をしているのだなと思い、
監理する者として嬉しくなりました。

お盆までの約束納期になんとか間に合いそうですが、
植栽工事や土間コンクリート等色々な工程が残っており気が抜けません。
頑張って完成を目指したいと思います。

お客様の「ありがとう」の声と設計者としての充実感のために
もう少しの間ですが精一杯頑張り充実し他物件にしたいと思います。

最後に、完成後は勿論ブログ紹介させて頂きますのでお楽しみに!

 

北欧の新築住宅

今日は北欧での住宅について色々紹介していきます。

まず一枚目の写真をご覧ください。新市街の竣工後すぐの集合住宅になります。

 

同じ作りの壁の様なものが多数立ち並びますが、これは各邸の仕切りになっており
屋上緑化が施されており、その下部はゴミ収納庫やストックヤードとして使用されていました。
もう少し時間が経つと植物が良い感じに茂ってくれるのだと思います。

床は全体にインターロッキング敷きとなっておりますが、
日本と別段変わることが無いと思いました。
床部分で全く違うなと思ったところは、このグレーチング敷きの部分です。

日本の建築では基礎があり、ステップを2~3段上がり玄関へと行きますが
こちらの建築では玄関と道路の高さが同じと言うのが普通になります。
そうなると、雨や雪が玄関から入ってくるのでしょうね。
それを防止するためのグレーチングだと考えられます。
日本の建築では必要ないものですね。

ポストは何の変哲も無い亜鉛メッキを施したポストですが、
材木の茶色とポストのグレー芝生の緑のコントラストがとても綺麗です。

次はこの集合住宅のパブリクスペースの植栽写真ですが、
何となく日本の植物とよく似ている物が多いなと感じました。
後日段ですが日本へ帰ってきて色々調べてみると
日本の植物が品種改良されて北欧方面へ持ち出されているみたいです。
物凄く身近さを感じました。

これもパブリックスペースの目隠しになります。
よくご覧ください、何の変哲もなさそうな縦格子のフェンスですが
内側に強化ガラスが貼られています、恐らく風よけなのでしょうね。
なかなか凝った事がされています。コストもかなりかかっているようです。

 

この集合住宅の外構、エクステリアデザインは、シックにまとめてあるという感じに見えました。先程も書きましたが色の調和がとても上手いですね。

依然として 外部における材木の使い方で腐食することについては頭に無い様に感じました。
こちらのデザイナーが、人工木ならどの様に使用するのだろうか?とても気になるところです。

以上、北欧での新築住宅をみての感想でした。

 

浸透性透過塗料

本日は、Y様邸の外構工事現場監理に行ってまいりました。

と言っても、一日中現場にハリ付き、少し作業も手伝いました。 

と言うのは前々から申しています様に
普通CBブロックに浸透性透過塗料を塗る工程があったからです。
もちろん塗る工程が難しいわけでは無く、
むしろ私sotoDesign自体がワクワクしていたという方が正しいですね。

作業開始からの工程を少し書き込みたいと思います。

まず下地処理、ハードベースを塗っていきます。
溶剤を混ぜ合わせて、沈殿しやすいので常にかき混ぜながらの塗布となります。
うっすら色づいた程度ですが、これで正解です。

下地が透ける塗料なので、下塗りとしては本当にうっすら色ががっているかな、程度でOKです。
最近の外気温が非常に高いので、下塗りは短時間で乾きます。

続いて仕上げのマットコートを塗ってまいります。
下地塗りをしてあるので上塗りはそれほど素材に染み込んでいかないため、
タレに注意して塗り上げていきます。

色が白色の塗料なので 写真では既存のグレーと対比しにくいですが
一回、二回と塗り重ねていきますと少しずつ色が濃くなっていいくのがわかります。
塗り潰し塗料では無いので、普通CBブロックの表情が分かる程度まで塗り込みます。

いつも、化粧ブロック仕上げ、タイル仕上げや塗り壁仕上げを
よく目にしているsotoDesignにとって とても新鮮にみえてしょうがないです。

肝は「塗り潰しでなく、素材の模様が見える」という事です。

もはや いつもの普通CBブロックには思えません。
本当に これだけで十分!
これからの物件でもお客様に説明し外構プランに取り込んでいくつもりです。
私sotoDesignの考える究極にシンプルな考えのデザイン要素に
バッチリな素材だ考えています。

 

 

 

ナイスデザイン、バルコニー!

本日も デンマークコペンハーゲンのオアスタットで建築中の建物で
気にかかった物がありましたので ご紹介します。

ご覧ください、カッコよくありませんか?

こちらで流行りなのですかね、
この建物から生えてきた様な出っ張ったバルコニー。
躯体の厚みは10センチ程で 非常に薄く造られております。

デザイン的にはコンクリートの構造体
すなわち枠自体を一番見せたかったのでしょう。

手摺は控えめにステンレス枠にガラスが取り付けてありました。
この方が よりコンクリート枠が目立ちますね。
見るからに薄造りなコンクリートの枠、
恐らく軽量だと思います。

生コンクリートの中にファイバーを混ぜたり、
鉄筋の代わりにカーボンの芯を入れたりして
軽量化をはかっているのでしょう。
そうでないと これだけ肉薄で軽量尚且つ強固なコンクリート枠は
できないでしょうから、
そんな構造が成立しているので ご覧の様なデザインが可能になるのですね。

取付方法は、
建物には固定用の金具が現しで取り付けられています。
この辺のデイテールも潔くて関心します。

日本の建築でこの工法は認められるのですかね。
この様な収めのバルコニーは見たことが無いので
ふと、そう思いました。
この話になると何時も出てくるのが、
地震の少なさや地盤が強固であることになりますが
やはり、ご多分に漏れず大なり小なり関係していると思われます。
日本では耐震構造の件で、すぐに却下されそうなデザインですね。

こちらの物件をデザインする関係者を少しうらやましいとも思いました。

日本の行政のように 構造についてがんじがらめな考え方では
出し得ないデザインですし
その縛りから解放されるという事は、
よりデザインの幅が広がると言う事になります。

この様に潔いデザインを見せられると、sotoDesignの思考も刺激されます。

「薄いコンクリート、良いですよね~、、、」

生き生きしたデザインが街のあちこちに転がっている
コペンハーゲンのオアスタット新市街でのレポートでした。